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天魔王 第六話「強奪」



ソフィアがクレフの上に馬乗りの体勢で乗り掛かっている。
「さぁ…私と一つになりましょう……」
ソフィアはそう言うと、クレフのモノを握り締め、自分の秘所にあてがった。
「いきますよ……」
「やめっ……くっ……」
ソフィアの白く細い手に握られたクレフのモノがソフィアの秘所に挿入された。
「あっ……あぁぁぁんっ……!
 クレフ様の…おっきぃ……
 奥まで、届いてますぅ………あぁんっ…」
ソフィアは挿入したばかりだというのに、嬌声をあげる。
「もっと…もっと奥まで、いっぱい突いて下さいっ…!
 ああぁんっ……あああんっ……!!」
ソフィアはさらに速く腰を振る。
「くっ……あっ……」
クレフも精一杯我慢しているようだった。
(くそっ……このままじゃ……。
 しかし、これが王女の……なんて気持ちよさだ……)
しかし、その我慢もこの快感の前に崩れかけていた。
そのクレフの感情もソフィアは読んでいた。
「フフッ……私のココ、気持ち良いですか…?
 これからもっと気持ち良くしてさしあげますよ……」
「くっ……」
(これ以上だって…?
 もう、もたない……)
クレフは限界が近づいていた。
ソフィアは、それをも見越してさらに速度を上げる。
「あっ…あっ…ああっ…!
 そ、そろそろクレフ様も限界みたいですね…んっ…!!
 最後の…あっ……仕上げと…いきましょうか……」
ここまで来ると、もうクレフには抵抗する気力がなくなっていた。
すでに無言で、ソフィアの動きに合わせていた。
「さぁ……クレフ様の精液を…私のオマンコに注いで下さい。
 たっぷりと……その能力と共に……」
ソフィアの口が歪む。
邪悪な笑みだった。
「あっ、あっ、あっ、あああっ…
 一緒に…ああぁんっ……、イキましょう…あああぁぁぁんっ……!!」
「く、くそっ……くそぉぉぉぉっ………!!!」
「ああああぁぁぁぁぁぁぁんっ………!!!」


クレフのモノからソフィアのオマンコへと精液が注がれた。
それは共に、能力の強奪をも意味していた。
「あぁぁん………。
 とっても気持ち良かったですよ…クレフ様。
 あと、能力も頂いてありがとうございます」
意識はあるものの、クレフは無言だった。
自らの敗北を悟ったのだろう。
「これで、私は世界を支配できるでしょう。
 まずはこの城にいる天使族の抹殺して、
 私が王位に就くとしましょうか…」
ソフィアは服装を整えると、今後のことについて語りだした。
確かに、この魔力に加えて、クレフの能力をも手にしたソフィアに敵う者はいないだろう。
天使族と人間族は、いやこの世界はもう駄目かもしれない…。
そんな思いでクレフは臥せっていた。
「あぁ……あと、さっきのクレフ様の精液で、
 ちゃんと妊娠するようにしておきますからね。
 クレフ様と私との子どもは、天魔王の右腕になれるように、しっかりと教育しますから、
 安心してください」
ソフィアはそう言い残して部屋を出て行った。
もうクレフには興味もないのだろう。
クレフは数十分後、部屋になだれ込んできた魔族によってその生涯を閉じた。


ソフィアは、禍々しい服装のまま、廊下を歩いていた。
「さて、これで私の覇道を邪魔する者はいない」
ソフィアの向かっている先は魔王討伐成功のパーティー会場。
そこにはソフィアの父で、天使族の王クライスもいる。
「父親を殺す娘……。
 闇に身を染め、堕ちた天使族の王女か……クククッ…。
 面白い…しばらくはこのカラダの口調を通していくとするか…」
そして、ついに会場の入り口に到着した。
ここに着くまでに出会った兵士などは一瞬にして消してやった。
この扉の前にいた者も同様だ。
しかも魔力を感知されないように工夫して。
すべてはクライス王との対面という余興を楽しむため。
「さて、お父様にご挨拶といくかな……」
ソフィアは扉を開いた。


天魔王 第五話「虚偽」


魔王がソフィアのカラダを乗っ取っり、天魔王となった瞬間、
パーティー会場にいたクレフが何かを感じた。
(な、なんだ…?この強大で禍々しい魔力は……)
(しかも、この城の中から…?)
城の内部でいきなり大きな魔力が出現したとあっては、放ってはおけない。
そう考えたクレフは王にひと言告げて、会場を去った。


一方そのころ……
天魔王ソフィアは淫靡な姿で廊下を歩いていた。
「さて、ここからどうやってクレフのやつと……んっ?」
考え事をしていると、あの忌まわしいクレフがこちらに近づいてきているのがわかった。
「そうか……私の魔力を感知したか……。
 まてよ…これは好機だ…」
そう言うと、ソフィアは淫靡な服装から、呪文一つで
今までの『ソフィア』が着ていた白いドレスに服装を変えた。
「さて、これで魔力を断てば、やつを罠にはめることができるな……。
 さぁ……早く来るのだ……」



クレフは廊下を走っていた。
「この魔力はどこからくるんだ…?」
魔力のする方に向かって、一目散に走り続けた。
すると、ぱっと魔力が途絶えた。
「何…!?あんなに強大な魔力が消えただと…?
 いや、しかしおおよその位置は掴めている。
 そこに向かえば、手がかりくらいは…」
クレフが向かった先は、王や王女の寝室があるエリア。
「王族を狙った魔族か何かか…?」

そして、先には寝室しかない角を曲がると、そこにはソフィア王女がいた。
「ソフィア王女!!
 大丈夫でしたか!?」
「何のことですか?クレフ様…?」
王女を見ても、怪我はしていないようだ。
そうすると、余計な不安は与えない方がいいとクレフは考えた。
「いえ、何でもありません……」
「そうですか……。
 あぁ…それと、クレフ様、私あなた様にお願いがありますの……。
 一緒に私の部屋まで来てくださいませんか…?」
王女の言葉に対して、クレフは考えた。
(この近辺にいたことは確かだ…。
 となると、王女を守るためにも一緒にいた方がいいかな…)
「わかりました。ご一緒させていただきます」
「まぁ、ありがとうございます。
 それでは、こちらへどうぞ……」
クレフはソフィアと共に部屋に入った。
二人が入った後、部屋の扉に自然と鍵がかかった。


「それで、私に願いとは…?」
クレフがソフィアに問いかける。
もっともだ。それをきっかけにして部屋に入れたのだから。
「えぇ……少し、恥ずかしいことなのですが……」
ソフィアはクレフに伝えるのを迷っているかのようだ。
「何でも言ってください。
 出来る限り、ご協力致します!」
「そうですか…それでは…!!」
とたんにソフィアの目が輝いた。



「な、身体が動かない…!?
 どういうことです!ソフィア王女!!」
クレフは自分のされたことが理解できていないようだ。
ソフィアに問い詰める。
「いえ、簡単なことです。
 私の願いを聞いていただくために、動けなくしただけです」
「動けなく…!?なぜ…?
 そ、その瞳は…!!」
ソフィアの瞳は深紅に輝いていた。
そう、これこそ魔族の証。
「なぜ、王女の瞳が深紅になっているのですか!?」
「フフフ……まだ気付かないんですか…?
 私が今どういう存在なのか」
クレフはソフィアから魔力を感知していた。
しかし、どうように天使族としての力も感じ取れていた。
(一体、どういうことだ…?)
「わからないなら、教えてあげましょう…。
 クレフ様が倒された魔王はかりそめのカラダに過ぎません。
 では、本体はどこに行ったのか……?
 もう、お気づきですよね…?」
クレフの顔が青ざめる。
考えたくないことが、真実だと感じ取ったからだ。
「ま、まさか……王女の体にいるのは……」
「そう、私、魔王ガレスだ」
ソフィアは先ほどまでの口調から変えて、勇者の問いに答えた。
「このカラダは素晴らしい…。
 私に勝るとも劣らないほども魔力を秘めているし、
 天使族だから基本的に事故や病以外では不老不死だ。
 それにこの美しさ……すべての者が私にひれ伏すだろう」
「魔王ガレス……!!!」
クレフの顔は怒りに満ちていた。
当然だ。倒したはずの者が、自らの妃となる者の身体を奪ったのだから。
「その名は今の私には相応しくないな……。
 よかろう、お前には私の姿を見せてやろう」
そうソフィアが言うと、ソフィアは闇に包まれた。



数秒後、晴れた闇から出てきたのは先ほどのドレスとは違う姿をしたソフィアだった。
「どうだ…?
 これが今の私の姿だ。
 天使族でもあり、魔族でもある。
 両方の力を持ち、その頂点に君臨する王、天魔王ソフィア。
 それが今の私の名だ……」
ソフィアの独白を聞いてもクレフの顔は晴れない。
より一層、怒りがにじみ出ていた。
しかし、内面は静かに状況を見極めようとしていた。
さすがは勇者と讃えられる者である。
(黒い翼に、深紅の瞳……ソフィア王女の身体を魔王が乗っ取ったのか…!?
 確かに計り知れない魔力だ。
 以前の魔王とは比べ物にならない。
 ん…?では、私に願いとは一体……?)
「ふ……私がなぜお前をこの部屋に入れたのかが気になっているようだな…?」
「う、うるさい!!王女を返せ!!」
口ではそう言いつつも、心の中を読まれたクレフは焦っていた。
「簡単なことだ。
 このソフィア王女のカラダには、ある能力が隠されていてな」
「ある能力だと…?」
「そう、このカラダには、『性行為を行なった相手の力を略奪する』といった能力があるのだ」
「な、何…!?」
「驚くのも無理はない。
 こんな能力は魔族向きだ。
 それを天使族が持っているとは、私も驚いたさ」
クレフは頭の中が真っ白になっていた。
魔王が生きていたことだけでも驚きなのに、王女の身体を乗っ取って、
さらに王女には稀有な能力が備わっていたということに驚愕していた。
「さて、それで私の目的がわかっただろう…?」
「ま、まさか…私の能力を……?」
「そのまさかだ。
 お前に能力は始末に負えん。
 しかし、自分のものとしてしまえば、これ以上ない力となる。
 さぁ……始めようか……」
言い終わると、ソフィアは魔法でクレフの身体を空中に持ち上げ、
ベッドに落とした。
まだクレフは動けないようだ。
そして、ソフィアがベッドに上がってきた。
「く、くそ…!
 やめろ……やめろぉぉ……!!!」
「はははっ……いくら足掻いても無駄だ。
 今の私の魔力からは逃れられん」
「そうだな…お前の妃となるはずだったカラダだ。
 雰囲気を出してやろう……」



「さぁ……クレフ様……私と愛し合いましょう……」
ソフィアは再び口調を変えた。
「やめろ、王女を冒涜する気か…!!」
「いいえ…私はソフィア……貴方の妃です……フフフ……」
「くそぉぉおおおっ…………!!!」
ソフィアがクレフに身体を密着させた。

天魔王 第四話「誕生」


「ちょっと待っててね」
ソフィアは小鳥をテーブルの上にそっと置き、
棚に置いてある薬箱を取りに行った。
(よし…今だ!!)
小鳥から黒い影が出てきた。
その影は棚の薬箱を取ろうと後ろを向いているソフィアに襲い掛かった。
「きゃっ…!!」
影が縄状になって、ソフィアに絡みつく。
ソフィアも突然の出来事に驚いた。
「な、何…!?この黒いものは……!?」
黒い影はますますソフィアに絡みついていく。
少し経つと、ソフィアの後ろで黒い影が大きく集まって形を成した。
そう、その影は魔王ガレスそのもの。
「お初にお目にかかります。
 私の名は魔王ガレス。魔族を統べる者」
魔王は賓客に対するかのような口調でしゃべる。
「ま、魔王!?
 そんな、魔王はクレフ様が討伐されたはず……!?」
拘束されているソフィアは少し後ろを見ながらしゃべる。
「やつに倒されたのは、借り物のカラダ。
 私の本体は、今のような姿なのですよ、ソフィア王女」
ソフィアの表情には驚きが隠せないでいる様子が表れている。
当然だろう、倒されたはずの魔王が自分を襲っているのだから。
「そ、それで私をどうなさるおつもりです?
 私を人質として、お父様とクレフ様に再び戦争をしかけるのですか?」
ソフィアは魔王を恐れているにも関わらず、勇敢にも問いかけを試みる。
「はは……人質だなんて、そんなことはしませんよ。
 あなたを利用させてはもらいますけどね…」
「利用ですって……?」
「そう、あなたのカラダは素晴らしい!
 美しいのは言うまでもないことですし、内に秘めたる魔力は魔族最強の私に匹敵します。
 さすがは天使族の王女です。
 さらに、あなた自身は気づいていないでしょうが、あなたにはある特殊な能力があります。
 『性行為を行なった相手の力を略奪する』という天使族には似つかわしい力がね……」
「そんな、私にそんな魔力と能力が……!?」
さすがに驚きは隠せないようだ。
少し顔が青ざめる。
「そうです、そして、その力は私の物になる。
 私の『他人のカラダに乗り移る』という能力によって……」
「なっ!?
 私の身体を乗っ取るつもりですか!?」
落ち込んでいた表情が急に変わり、キッと魔王を睨む。
「そう、そうすれば、天使族と魔族両方の力を持つ、
 有史以来最強の存在が生まれることでしょう」
「そんなことはさせません!
 これを解きなさい!!」
ソフィアは拘束を解こうと身体を揺する。
「そうはいきません。私は今からあなたのカラダに入らなければいけませんしね」
魔王がそう言うと、黒い影が動き出した。
ソフィアの着ているドレスの合間に入っていく。
「えっ…!?」
それらの目指す場所は、ソフィアの秘所。
「な、なにを…!」
黒い影が目指している所がソフィアにもわかったようだ。
「あぁ…私は今まで女性のカラダになったことがないのですが、
 女性のカラダに移る場合は、ここから中に入ろうと決めていたのですよ」
ドレスのスカートからも黒い影は入っていく。
そして、黒い影がソフィアのショーツを軽く撫でる。
「んっ……」
「はは、感じているのか…?」
「そ、そんなことありません!」
「そうか、ではもっと激しくいくか」
影はショーツを捲り、直接クリトリスに触れて撫でていく。
「やっ……あんっ……
 や、やめて……」
「そうはいかぬ。
 これからお前のカラダに入るのだからな」
魔王は先ほどからの丁寧な口調から元の口調に戻して、ソフィアを弄んだ。
「さぁ、いくぞ…」
黒い影がソフィアのオマンコに入った。
「あぁぁぁぁんっ……!!」
ソフィアの声が部屋に響く。
「あぁぁ……ぬ、抜いて……んっ…」
「まだまだ入っていくぞ…」
黒い影はどんどんソフィアのオマンコに吸い込まれていく。
黒い影はソフィアの子宮に到達すると、そこで身体全体に溶けていっているのだ。
「さぁ、私を受け入れるのだ。
 そのカラダを私の新たな器として捧げるのだ」

黒い影がほとんどソフィアの身体の中に入ってしまうと、
ソフィアも声がほとんど出なくなっていた。
「あぁぁぁ……」
(何か、変な感じ……。
 私が消えて…いく……ような……)
「そうだ、お前という人格は消える。
 『ソフィア』としての記憶や能力は私が頂くのだ」
(……………お父様………クレフ様………)
「安心しろ、『ソフィア』という名はこれからは私が使ってやる。
 天魔の力を持ち、世界を統べる王の名としてな」
(も………う……………だ…め…………)
「さぁ、素晴らしい王の誕生だ!!!」
しゃべっていた魔王自体もすべてソフィアの中に入ってしまった。
とたんにソフィアの身体が闇に包まれた。






しばらくすると、その闇もおさまり、部屋にはソフィア一人が立っていた。
その姿は先ほどまでと何一つ変わっていないかのように見えた。
しかし、それは間違いだった。
ソフィアが閉じていた目を開ける。
そこには深紅の瞳が妖しく輝いていた。
深紅の瞳、それは魔族でも高貴なものの証。
そう、ここに立っているのは……。
「はははっ……素晴らしいぞ、このカラダ!!
 魔力が溢れ出す様だ!」
声はソフィアそのものだが、口調が違う。
ここにいるのは魔王ガレスだった。
「私は生まれ変わった。
 天と魔の力を併せ持つ、『天魔王ソフィア』としてな……!
 ハハハハハハ………!!」
ソフィアの声が部屋に木霊する。
「さて、いつまでもこのような服装では天魔王としてはいかんな…」
ソフィアは何か呪文を唱えた。
すると、再びソフィアが闇に包まれた。




闇がおさまると、そこに立っていたのは今までとは違う姿のソフィアだった。
美しく輝く金色の髪はそのままだが、
先ほどまでの清楚なドレスとは似つかぬ服装をしていた。
腕には黒くて薄い布のグローブと、右腕に紅い腕輪。
肩をさらけ出し、まるで下着のように胸元しか隠していないドレス。
そして、首には先ほどのドレスと似ているような紅いリボンと紅い宝石。
上半身、そのほとんどが深紅と黒で飾られていた
そして、ドレスのようなロングスカートではない、極端に短い紅いミニスカート。
後ろには大きな黒いリボンがついている。
美しい太ももまで覆っている長くて黒いソックスと美しく輝くヒール。
下半身も深紅と黒で染まっていた。
そして、もっとも違うのが、天使族の象徴である大きく白い羽が変わっていたことだった。
白い羽は見る影もなく、蝙蝠のような黒い羽に変わっていた。

「ふふふ……これでいい。素晴らしい姿だ。
 これでこそ天魔王だ。」
ソフィアは鏡を見ながら、そう呟く。
「さて、それでは天魔王ソフィアとしての初仕事に赴くとするか……」
そう言って、ソフィアは部屋を出て行った。

天魔王 第三話「序曲」

勇者クレフによる魔王討伐の記念パーティーも終わり、静けさを取り戻した城のとある一室。
そこに王女ソフィアはいた。
「ふぅ…、些か疲れたわね……」
魔王討伐と勇者との婚姻、そのどちらも嬉しくないわけではないのだが、
ソフィアは心の底から喜んでいるわけではなさそうだった。
「クレフ……いえ、クレフ様はとても勇敢で素晴らしいお方……。
 そう思って、即答してしまいましたが、
 でも…こんな簡単に婚約してしまって、良かったのかしら……?」
「私自身は気にも止めませんが、クレフ様は人間族。
 やはり、反対する者も少なくはないでしょうし……」
やはり、婚約について悩んでいるようだった。
「少し、頭を冷やしましょうか……」
そう言って、ソフィアは部屋のバルコニーに出た。

やさしい風がソフィアの美しい髪を撫でる。
「あぁ…、風がとても気持ちいいわ……。
 魔王が倒されたことによって、瘴気も薄くなってきたのね…」
「これからは、このような平和が悠久に続くといいのだけど……
 あら……?あれは……」
ソフィアの目の先には小さな鳥がいた。
白く小さな鳥で、夜空によく映える鳥だ。
しかし、その様子がどうもおかしい。
まっすぐに飛べず、ゆらゆらとこちらに近づいてくる。
「あの小鳥、怪我でもしているのかしら…?」
小鳥がさらに近づく。
(このバルコニーまで頑張って…!)
ソフィアは心の中でそう叫んだ。
その思いが通じたのか、小鳥はなんとかバルコニーまで飛ぶことが出来た。
「よかったわ、待っててね。
 すぐに治療してあげるから」
ソフィアは小鳥をやさしく手に取り、部屋に入っていった。


この時、もしソフィアが少しでもこの小鳥のことを疑問に思っていれば、
この先の出来事は防げたかもしれない。
なぜ、この小鳥はバルコニーを目指して飛んでいたのかを……。
もっとも、ソフィアは天使・人間を差別せずに治療していた。
その思いは動物でも変わらないだろう。
ましてや傷ついた小鳥となれば、ほおってはおけなかっただろうから、
仕方ないのかもしれない。

(ククク……私を部屋に入れてくれて感謝するよ。
 これで、私の邪魔をするものはいない。
 さぁ、始めようか……新しい狂宴の日々を…。
 天使族の王女ソフィア…私の新たな器よ……)
そう、小鳥の中に潜んでいる魔王ガレスの思惑通りに事は進んでいった。




最近、全然文章が書けないです……。
今回も短いですし…。

次回からやっと悪堕ちっぽくなっていきます。
がんばって書いていきます。
なんか、良い燃料となる悪堕ちorTSはないものか…。
最近は不発が多いしね。

委員長 第九話「快楽と絶望」


「いやぁぁぁぁ!!やめてぇぇぇぇ!!」
委員長が叫ぶ。
かなり耳障りで、うるさい。
少し黙っててもらおうか。
「お兄ちゃん、あの人、うるさいから口縛って」
「わかったよ」
達也が委員長の口を布で縛り、声を出せなくした。
「うぅぅん……うぅ……」
何か言ってるようだが、よくわからない。
やっと、静かになった。
達也が俺の隣に座る。
「これで、二人で楽しめるね…」
俺がそう言い終わると、二人は自然に顔を近づけあい、
口付けをした。

数秒後、二人は口を離して、互いを見つめた。
「お兄ちゃん……」
(これで中出しでもすれば、委員長はもっと絶望を味わうだろうな…)
心の中でそのようなことを考えつつ、俺は達也を誘う。
(さぁ…早くこの可愛い妹を抱んだよ……お兄ちゃん……)
俺が達也の行動を待ちわびていると、達也はいきなり再び口付けをしてきた。
「うぅ……ん……」
いきなりのことで驚いたが、俺もそれに応えてやる。
「んっ……んふ…………ん……」
ペチャペチャと音がする。
先ほどの軽いキスとは違い、今度のは互いの舌を絡めあう深いキスだった。
キスをして興奮してきたのか、達也が制服の上から俺の胸をもみ始めた。
「あっ……んっ……」
キスで少し感じてきていた俺は、その感触に思わず声を出してしまった。
そして、そのまま達也が俺に覆いかぶさってきて、
二人はゆっくりとベッドに倒れこんだ。
「いいよ……お兄ちゃん…抱いて……」
達也が俺のスカートを少しめくってきた。
今達也の目には、スカートの中から現れた、白いショーツに覆われた俺の秘部が映っているだろう。
達也が、そこをゆっくりと指でさすってきた。
「あ、あんっ……!
 やんっ……んっ……」
達也の愛撫に俺は快感を覚える。
「ああぁんっ……!」
「春香ちゃん、気持ちイイ…?」
達也が少しうれしそうに聞いてきた。
「う、うん……あっ……気持ち……いいっ……よ……」
「それは良かった。
 じゃあ、もっと気持ちよくしてあげるよ」
そう言うと、達也は指のスピードを上げてきた。
「ああああんっ!!だ、だめえええぇぇぇ!!
 いい、いいの……!!
 気持ちイイの…!!」
急な刺激に俺は大きな喘ぎ声を出してしまった。
いや、この方が委員長には効果的かもしれないな。
それに『私』じゃなくて、『春香』にした方が余計に効くかもな。
「ああんっ、もっと、もっとしてぇ…!
 春香を気持ちよくして…!!」
ショーツの上を達也の指が何度も往復する。
「あああああんっ!!も、もうだめ!!
 イク、イク、イッちゃうぅぅぅ!!!
 イクぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」




頭の中が真っ白になる。
俺は早くも、イッてしまった。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
ショーツが俺の愛液でびしょびしょに濡れているのがわかる。
この一週間、達也相手に何度も体験しているが、
この快感は病みつきになる。
委員長がこちらを見て、何か言いたげだ。
何を言っているのか聞き取れないが、俺に文句を言いたいのだろう。
このカラダは、もう俺のものなのにな…。

「春香ちゃん、イッちゃったんだね?
 ショーツがいやらしい液で濡れてるよ」
達也が俺に語りかけてくる。
「じゃあ、こんどは二人で気持ちよくなろうね」
達也はそう言うと、俺のショーツに手をかけ、脱がそうとした。
俺も脱がしやすいように腰を上げた。
ショーツが少しずつ下ろされていく。
俺のオマンコが空気に晒されて、少しひんやりとする。
そして、完全にショーツを脱がされた。
「春香ちゃん、いくよ…?」
達也が股間のものを大きくさせながら、俺に聞いてきた。
「うん、春香のオマンコにお兄ちゃんのオチンチンを入れて♪」
普段の委員長なら絶対に言わないような言葉。
委員長の方をチラリと見る。
もう委員長もこちらを見ずに、俯いているようだ。
(もう諦めちまったのか?これからが本番だってのに……)
そう思っていると、下腹部に何かが当たった感触がした。
「入れるよ…」
大きくなった達也の物だった。
「……うん」
ドギュ!
達也の物がゆっくりと俺のオマンコに入ってくる。
身体の中に異物が入ってきているのがわかる。
異物は異物でも、これは俺に快感を与えてくれる素晴らしいものだ。
俺のオマンコは、すでにトロトロになっているので簡単に奥まで到着した。
挿入されただけで、すでに気持ちイイが、これから更なる快感が俺を待っている。
「全部入ったよ…」
「うん……春香のオマンコ、気持ちイイ…?」
「最高だよ」
「じゃあ、お兄ちゃん、動いて……。
 私をもっと気持ちよくさせて………」
「わかった、いくよ」
達也が腰を動かし、ペニスが俺のオマンコの中で動き出す。
「あんっ、あんっ、あっ……ああぁんっ……!!」

グチュグチュグチュ…

いやらしい音が部屋に響く。
「んっ、ああんっ、あああぁぁぁん!!
 もっと……もっとしてぇ……!
 春香のオマンコ、グチャグチャにしてぇ…」
委員長に聞かせるために、わざといやらしく声を出す。
もっとも、その大半は勝手に出ているのだが…。

パンパン……!
グチュグチュ…

「ああぁんっ…あぁぁんっ……もっと、もっとぉ……」
「春香のオマンコ、気持ちイイよぉ………」
男と女が交わる音と、女の嬌声が響く。
委員長の耳にも届いているはずだ。
(もうだいぶへこんでいるだろうな…。
 そろそろフィニッシュといくか!)
「ああぁんっ、お兄ちゃん……もう…ダメ……。
 春香、イッちゃいそう……ああああぁぁん!」
達也を誘い、そろそろ終わらせよう。
「それじゃあ、二人で一緒にイこう」
「うん、お兄ちゃんの…精液、春香のオマンコにいっぱい注いでね♪」
今まで以上に達也が速く動く。

パン!パン!パン!パン!

「あっ、あっ、あっ、あっ!!
 あああぁん!!あああああぁぁん!!!」
「あああああんっ!!だ、だめ!!
 お兄ちゃん、春香イク、イッちゃうよ!」
「僕もイキそうだよ!春香ちゃん!」
「ああぁん!オマンコに出して!!
 お兄ちゃんの濃い精液いっぱい出してぇぇ!!」
「イク、イク、イク!
 イッちゃうぅぅぅ!!
 ああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ドビュドビュ……!

再び頭が真っ白になったが、今度はオマンコに熱いものが注がれているのがわかる。
これがまた何とも言えない気持ちよさだ。
中出しは最初の一回しかしてなかったが、これからはどんどんしていこうかな。
そんなことを考えているうちに、達也は俺のオマンコから自分の物を抜いた。
「あんっ……」
抜いた瞬間も少し感じた。
(オンナのカラダってのは際限がないな…)
オマンコから白くてどろどろした液体が少しこぼれてきた。
「いっぱい出したね、お兄ちゃん…
 春香、とっても気持ちよかったよ……」
さて、そろそろ達也には退場してもらって、委員長への仕上げといくか。
「それじゃあ……達也、今日はこれでおしまいね。
 ここは私が片付けておくから、あなたは自分んちで自分の後片付けをしなさい」
俺は『妹』から『ご主人様』へと切り替えた。 
「はい、わかりました春香様」
達也は急いで部屋を出て行った。
あいつも切り替えがうまくできている。
これも調教の成果だな。

俺も仕上げに入ろう。
乱れた制服を整え、まだ精液がこぼれているが濡れたショーツを再びはいた。
少し気持ち悪いが仕方ない。
そして、委員長の前に立った。
「どうだった、委員長?
 『麻井春香』とお兄ちゃんのセックスはよ…」
委員長は口を縛られているため何もしゃべらないので、俺は続けた。
「本当にたくさん中に出したよな。
 これじゃあ、妊娠したかもしれないな」
(本当はピルを飲んで、ちゃんと避妊してるがな)
委員長はピクリと動いたが、まだ下を向いている。
もう諦めたようだった。
「本当に感謝してるぜ。こんな最高のカラダを俺にくれてよ。
 最高だぜ、このカラダで味わうオンナの快感てのは」
胸を揉みながら、俺はしゃべる。
しかし、反応は無い。
(おっと、肝心のことを伝えるの、忘れてたぜ)
「あぁ、それと、お前の父親な、死んじまったぜ。
 テロに巻き込まれたんだとよ」
これにはさすがに驚いたのか、委員長は急に顔を上げた。
「だからさ、その父親の遺産も俺が『麻井春香』として受け取ってやるからな。
 数十億とか言ってたかな、なんでもかなりの額があるらしいしな」
委員長は前を向きながら、涙を流していた。
父親の死が悲しいらしい。
だが、俺には関係ない。
「その金で、俺は人生を謳歌してやるよ。『麻井春香』としてな!
 あ~毎日が楽しいだろうな」
(あんまり反応がないし、面白くないな。そろそろ締めるか)
「さてと……じゃあね、高橋君。
 私、今度は自分の部屋でオナニーして、明日から学校だから早く寝たいし、もう行くね」
「それと、この部屋は今日中に必要なものを運び出して、明日にはセメントで埋めるから、
 もう、会うことはないと思うわ」
「じゃあ、バイバイ……」
俺はそう言って、地下室の扉を閉じた。


俺は以前とは比べ物にならないほど、すばらしい環境になった。
金は潤沢にあるし、男相手なら、このカラダの美貌でどうにかなる。
まずは、うちの学校の支配者にでもなろうかな……。
「さぁ俺の……いや、私『麻井春香』の新しい物語はここから始まるのよ………」



――― 第一部 完 ―――



あけましておめでとうございます。
年末は帰省してまして、作品を進めることができませんでした。
仕事も年始の忙しさが終わったので、なんとか書くことができました。
これからは、がんばってちょくちょく更新したいです。

『委員長』はとりあえずこれで完結します。
第二部は題を変えて、そう遠くないうちに書きます。
次は滞っている『天魔王』といくつかの短編を進めていきます。
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