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悪夢 第二話「憂鬱な毎日」



俺の名前は村井祐二。
地方だが一応国立の大学を卒業して、そこそこの企業に就職したのが10年前。
今は33歳。
家族どころか、恋人さえいない毎日を過ごしていた。
このまま適当に毎日を過ごしていくんだなぁ~と思っていた。
でも、平和に過ごせるならそれもいいか……とさえ考えていた。
けれども、そんな考えは脆くも砕け散った。
昨今の不況の影響で、俺はリストラされてしまった。
確かに大した成績も出しておらず、資格もほとんど持っていない俺は格好のリストラ対象だろう。
けれども、俺にも生活がある。
10年間でかなりの貯金はあったので当分の生活には困らないが、仕事は続けなければならない。
俺は当然の如く、就職活動を始めた。

しかし、なかなか決まらない。
やはり資格を持っていないというのが響くのか、どこにも採用されなかった。
そんな毎日が2ヶ月も続いた。

そんなある日、ハローワークに行くと、俺に合った職種の募集があった。
ここの条件は最高だ。
ここで働きたい。
そう思った。
けれども、要:普通自動車免許という欄に俺はため息をついた。
(またかぁ………んっ?)
募集をよく見てみると、採用面接があり、その日付は三週間後だった。
(これなら、合宿とかで免許がとれるんじゃないか……?)
俺は急いで、自動車学校に問い合わせた。
すると、合宿なら20日以内で取得可能とのことだった。
俺は即日合宿への参加を申し込んだ。
ちょうど今日の夕方に出発するとのことだったので、急いで家に帰り支度をした。
(よし、これで免許が取れれば、就職もいけそうだ…!
 そうしたら……ハハハ……)
免許を取るだけなのに、俺は就職のことまで考えてしまっていた。
ふと時計を見ると4:00だった。
合宿へのバスの出発時刻は4:30。
家から駅までそこそこ時間がかかる。
「や、やばい……!」
急いで家を飛び出した。

走ること5分。
駅の近くの住宅街まで来た。
だが、まだまだ走る。
もし間に合わなくなったらお終いだ。
そう考え、周りも見ずに走って四つ角に差し掛かったその時……!!

ドンッ!!

誰かとぶつかってしまった。
(しまった……めんどうだな……間に合うか…?)
かなり頭がふらふらする中も、時間のことを考えていた。
目がチカチカするが、なんとか視界が開けてきた。
(相手が普通の人なら、トンズラするか…?)
相手を見る。
大きなバッグを持った男性だった。
相手もこちらをジロジロと見ている。
よく見ると、相手が手に持っているのは俺のバッグと同じものだ。
(こいつも合宿にでも行くのか…?)
だが、よく見ると靴も服も一緒だ。
(すごい偶然だな…)
さらに目線を上げていくと、顔も一緒だ。
(顔まで一緒とは……すご………!???)
(顔も一緒…!!??どういうことだ!?
 村井祐二はここにいる俺だろ…!)
自分の身体を見てみると、先ほどまでの服とは違っていた。
靴はローファーを履いていて、靴下は黒だった。
なにより、膝や太ももといった地肌が見えていた。
なぜか色白になっていた。
そして、なぜか茶色のチェックのスカートらしきものをはいていた。
(おかしい……)
真下を見てみると、赤いリボンとブレザーと胸の膨らみが見える。
さらに、肩にまで髪がかかっていた。
(こ、これは…もしかして………!?)

これが、俺の新しい日々の始まりだった。

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