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天魔王 第三話「序曲」

勇者クレフによる魔王討伐の記念パーティーも終わり、静けさを取り戻した城のとある一室。
そこに王女ソフィアはいた。
「ふぅ…、些か疲れたわね……」
魔王討伐と勇者との婚姻、そのどちらも嬉しくないわけではないのだが、
ソフィアは心の底から喜んでいるわけではなさそうだった。
「クレフ……いえ、クレフ様はとても勇敢で素晴らしいお方……。
 そう思って、即答してしまいましたが、
 でも…こんな簡単に婚約してしまって、良かったのかしら……?」
「私自身は気にも止めませんが、クレフ様は人間族。
 やはり、反対する者も少なくはないでしょうし……」
やはり、婚約について悩んでいるようだった。
「少し、頭を冷やしましょうか……」
そう言って、ソフィアは部屋のバルコニーに出た。

やさしい風がソフィアの美しい髪を撫でる。
「あぁ…、風がとても気持ちいいわ……。
 魔王が倒されたことによって、瘴気も薄くなってきたのね…」
「これからは、このような平和が悠久に続くといいのだけど……
 あら……?あれは……」
ソフィアの目の先には小さな鳥がいた。
白く小さな鳥で、夜空によく映える鳥だ。
しかし、その様子がどうもおかしい。
まっすぐに飛べず、ゆらゆらとこちらに近づいてくる。
「あの小鳥、怪我でもしているのかしら…?」
小鳥がさらに近づく。
(このバルコニーまで頑張って…!)
ソフィアは心の中でそう叫んだ。
その思いが通じたのか、小鳥はなんとかバルコニーまで飛ぶことが出来た。
「よかったわ、待っててね。
 すぐに治療してあげるから」
ソフィアは小鳥をやさしく手に取り、部屋に入っていった。


この時、もしソフィアが少しでもこの小鳥のことを疑問に思っていれば、
この先の出来事は防げたかもしれない。
なぜ、この小鳥はバルコニーを目指して飛んでいたのかを……。
もっとも、ソフィアは天使・人間を差別せずに治療していた。
その思いは動物でも変わらないだろう。
ましてや傷ついた小鳥となれば、ほおってはおけなかっただろうから、
仕方ないのかもしれない。

(ククク……私を部屋に入れてくれて感謝するよ。
 これで、私の邪魔をするものはいない。
 さぁ、始めようか……新しい狂宴の日々を…。
 天使族の王女ソフィア…私の新たな器よ……)
そう、小鳥の中に潜んでいる魔王ガレスの思惑通りに事は進んでいった。




最近、全然文章が書けないです……。
今回も短いですし…。

次回からやっと悪堕ちっぽくなっていきます。
がんばって書いていきます。
なんか、良い燃料となる悪堕ちorTSはないものか…。
最近は不発が多いしね。

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No title

おおー。
天魔王の続きー。

楽しみにしてますね。

No title

続編に期待です
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